劣化の観点からスマホの最適な保護方法を考察してみます。

公式コラム

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段々と気温も上がってきて、日中は汗ばむ季節になってきました。皆さんは体調を崩さず元気に過ごせているでしょうか。最近は電化製品も小型化や省電力化で進化しており、USB給電出来るポータブルファンやネッククーラーが話題になりましたね。

他にもドリンク保温機や個人用卓上加湿器など、便利グッズが一気に多様化し、テレワークやステイホームのちょっとした場面で使いこなしている方もいるでしょう。細かいことでも、しっかり体の事を考えて健康でいたいものですね。

さて、今回はそんな体のメンテナンスと同じく、スマホを健康に保つための保護材について考えたいと思います。このコラムを読んでいただくと、コーティングや弊社のサービスについて理解が深まることでしょう。

それでは、スマホの表層、見えない位の小さな世界を一緒に見てみましょう!

スマホ画面が受けるダメージ

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スマホが受けるダメージといっても、実は様々なものがあります。

例えば、フル充電状態からさらに充電されることで電池が劣化する過充電(過充電を防止する機能が付いているスマホが多いですが、モバイルバッテリーでは付いていないものもあります)、湿気や水分、細かいチリやホコリでスマホ内部の電気回路がダメージを受ける等があります。

その中でも特に気になるのが、落下や引っかきによるスマホ画面の傷・ダメージではないでしょうか。
前述の過充電や湿気と違い、「うっかり落としてしまった」「注意不足でポケットに鍵と一緒に入れてしまった」といった様に、自分で予防するのが難しいからかも知れません。

今回はこれらの事故からスマホを守る保護材やコーティングについて見ていきたいと思います。スマホ画面を守る製品には、主に2つに分けられます。分かりやすいイメージで言うと、セロハンテープのようにペタッと貼り付けるのか、絵具やマジックペンの様に塗り付けるかの違いです。

    • 貼る:保護フィルムを画面に貼り付ける
    • 塗る:保護材やコーティングを画面に塗る

それぞれの特徴について見ていきましょう。

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①保護フィルム型の特徴

保護フィルム型は、その名の通り、フィルムを画面に貼り付けるだけの非常に簡単な保護方法です。
フィルムにはビニールのような柔らかい有機樹脂でダメージから守るタイプ(薄いクッションで衝撃から守るようなイメージ)と、ガラスシートの様な硬い層を粘着剤で貼り付けるタイプがあります。

保護フィルム型は、安くて自分で施工できる、という強味がありますが、弱点も多いです。それが、貼り付けるために必要な粘着層の存在。この層があるせいで、割れやすかったり、空気を入れずに施工するのが難しいといった他にも、視認性や操作性が落ちる粘着層が劣化しやすいといった弱点にもつながります。

この粘着層は主に有機物で出来た層になりますが、屋外に晒されたビニールやセロハンテープが固くなりバリバリに割れて劣化するのと同様に、日光による紫外線湿気などの水分による加水分解といったダメージから逃れることは出来ません

これでは安心してスマホを保護することが出来ません。普段は気にもしない非常に薄いミクロな層ですが、ここが劣化することで大きな影響を及ぼすのです。

② コーティング型の特徴:ⅰ有機塗料型

さて、そうすると次に考えられるのが、粘着層のない、直接スマホ画面に塗り付ける=コーティング型です。
このコーティング型は、先ほどの問題を解決しているように感じますが、まだ注意することはあります。

それは、いくら粘着層がないとしても、コーティング自体が劣化に弱いと意味がない、ということです。
画面に直接塗り重ねることが出来ても、コーティングが有機物主体で、光や湿気で劣化してしまうのではいけません。

③コーティング型の特徴:ⅱ無機塗料型(nanonineはこのタイプ)

そこで、スマホ画面の保護に最適なのは、コーティング自体が劣化に強いタイプです。

ナノナインのコーティングは無機型といって、Si(ケイ素)とO(酸素)を主体としていますので、ガラスの様に非常に硬くて丈夫なコーティングです。

ただ硬いだけのガラスでは衝撃で割れてしまいますが、nanonine9.comはさらにSi(ケイ素)とO(酸素)の中に弾性を持つ有機物の部分を少し入れ込んだ、特殊なシリコーン樹脂を一部に配合することで、硬さと耐衝撃性を兼ね備えながらも劣化にも非常に強い製品を実現しています。

 

スマホはいつも清潔に。

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ただし、無機型のコーティングも全くもって完全に劣化しない。ということでは残念ながらありません。ガラスの劣化には主に以下の2つがありますので、この点にも触れておこうと思います。

    • アルカリ性環境で溶ける
    • ガラス質中のアルカリ成分が溶けだして脆くなったり白化する

ガラスは酸性には強いのですが、アルカリ性と触れると徐々に溶けてしまう性質があります。お酢はガラス瓶に入り販売されていますが、薬局で売っている苛性ソーダ=水酸化ナトリウムはポリ容器に入っているのはそのためです。(科学実験や石鹸を作る際によく使用しますが、購入には許可が必要なことがあります)

とはいえ、日常生活で強いアルカリ性はあまり登場しませんので、これによるスマホコーティングの劣化は気にする必要はないでしょう。

もう一つの、アルカリ成分の溶け出しですが、これは家の窓ガラスや車のガラスに特によく見られる劣化です。(前述のアルカリ性で溶ける、というのはpHの話で、ここでのアルカリ成分とはNaやKといった元素を指します。ちょっと難しい話なので深くは考えないで大丈夫です。)

ガラスの中にはSiやO以外にも、少しアルカリ成分が残存しています。これらのアルカリ成分が水に溶け出すことで空隙が出来てしまい、強度が劣化したり白く濁ったように見えたりする現象です。
スマホは窓ガラスと違い、水に接する頻度は低いですが、昨今のスマホは防水対応もあり、濡れた手で操作したり、お風呂などの水に濡れる環境で長時間使用する方もいるでしょう。
水に濡れたからといって短時間で劣化する訳ではなく、アルカリ抜けによる劣化は極めてゆっくりとした劣化ですので、ご安心ください。
 

それでもせっかくの大切なスマホですので、スマホが長時間水に触れない様に、是非こまめに拭き取ったり綺麗にしてあげて下さいね。

大切なスマホを守るコーティング、品質で選んで下さい。

さて、今回は目に見えないミクロな世界でスマホを守ってくれている保護材やコーティングについて見てきました。nanonine9.comのコーティングは硬いだけでなく衝撃にも耐性があり、劣化にも非常に強いことが伝わったでしょうか。

言葉での説明ではイメージが難しくても、nanonine9.comのサイトでは、科学的な説明から動画による製品の特徴まで、分かりやすく伝えることを大切にしています。製品に興味を持たれた方は、是非お近くの取り扱い施工店を確認して下さいね。

それでは、自分の体調にもスマホの体調にも気を付けて、夏を元気に乗り切って行きましょう。
スタッフ一同、店舗で元気にお待ちしています!

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